投稿日:2023-05-21 Sun
家ごとに リラの花咲き札幌の 人は楽しく生きたあるらし 「歌人 吉井勇」
野も山も家々の庭も花盛り。ライラック祭りも開催され、花を楽しむ
人々で華やいでいます。
私たちも一年中のイベントに花を添える、文字通りの花の苗移植作業を
しました。まだ近くの雪捨て場に残雪があります。冷たい風が吹く日も
あるでしょうけれど、マルチを張りすくすくと育つように願いながら
貝細工とニゲラを植え込みました。まだ小さいスターチスや千日紅の苗は、
もう少し大きくしてからになります。

6月3日のミニ盆栽用のサクラの苗を確認したら、散策へ出かけましょう。

あちらこちらにタンポポが咲いています。
エゾタンポポやセイヨウタンポポなどが咲いている様です。
S氏が説明してくれます。「葉の切れ込み方に違いがあるでしょう?
総苞外片の突起が・・・、反り返りが・・、花茎が有毛・・。」
他にも公園の木々の実生苗や、鳥たちが運んだであろうノイバラが
大きくなっていたり。30分ほどの楽しい時間でした。

投稿日:2023-05-04 Thu
晴れました。予想最高気温は23℃、風は穏やかでお花見日和です。 早くに咲いたエゾヤマザクラは花弁を散らせ、残った花は赤みの新葉と
同時に有りエゾヤマザクラらしい風情です。
公園のサクラは1600本。まだまだ楽しめるサクラの森です。

エゾヤマザクラの中には、大きな花を咲かせる樹や花色の濃いものなどが
あります。
そんな個性的な樹をどんな方法で増やしているのか?
正面から見ると同じような5弁の花でも、裏側の花茎の方から見ると、
ガクトウ(萼筒)がスラッとしていたり、丸かったりしてる?
蕾(花序)が上に向かっていたり、長く伸びているのもある?
今日は少人数でしたから全体ガイドだったり、詳しい個人ガイドだったりで
満足いただけたようです。

オヒョウの先割れスプーンの様な葉を見て、色々な形の葉を見る観察会が
あると良いのにと。それは楽しそうですね。
ナデン、ソメイヨシノ、オオシマザクラは満開でしたが、カスミザクラ、
八重咲きのカンザンはこれから。アンカーのシウリザクラまでゆっくり
楽しんでください。
オオイヌノフグリ、ヒメオドリコソウ、キレハイヌカラシ、タンポポ、
スミレなど足元の野草もぜひお忘れなく。

次回イベントは、6月3日(土)ミニ盆栽作り:サクラです。
公園のサクラから採取した種を蒔いて育てた実生苗を使います。
公園のサクラと親子ですね。どうぞお楽しみに。
投稿日:2023-04-30 Sun
モエレ沼公園のHPによると今日の開花状況は「散り始め」。 21日の開花状況「開花」から「三分咲き」「五分咲き」「七分咲き」と
咲き進み28日は「満開」に。
その間寒い日が有ったおかげで花持ちが良かったみたいです。
傘マークが出たり消えたりの29日。
「コロナで数年ぶりの参加です。」と懐かしいお顔もあり、今日一番の
サクラを見にツアー出発です。

サクラの森入り口はエゾヤマザクラがお出迎え。園芸種ではない野生種
ならではの色のバリエーションが楽しめます。
エゾヤマザクラは花と葉が同時に開きますが、今年は開花前に高温の時期
があったので葉が遅れ、春紅葉と言われる赤みの新葉が少ない全体が
ピンクの優しい色合いになっています。

29日は曇り空で色がはっきり撮れませんでした。晴れて五分咲きだった
25日の1枚を参考に。

ウスズミザクラ(薄墨桜)も咲いています。
エドヒガン系の野生種で、花の色が薄いピンクから散り際に淡い墨色を
含んだようになることが名前の由来です。

次回5月3日のサクラツアーの頃には、エゾヤマザクラの花びらが
芝生をピンク色に染めているでしょう。
大多数のエゾヤマザクラの中では僅かな本数ながら、開花が楽しみな
樹がまだあるのですよ。
早咲きの八重ナデン、白い花と緑の葉が清々しいオオシマザクラ、
華奢な白い花のカスミザクラ、シダレザクラも3日には開くでしょう。

晴れると良いですね。
投稿日:2023-04-09 Sun
公園で剪定した枝を色々な形で利用しています。 今日は枝を割り・削って日常使いのウッドカトラリーを作ります。
加工しやすいシナノキを使います。サクラも用意してあります。

鉈などで粗く材を割るのは、スタッフが手伝います。
自分でチャレンジする様子も見られました。

板に作りたい形を書いたら削ります。
削り馬に材をセットし、両端の柄を握って削るセン(銑)や小さな
ナンキンガンナ(南京鉋)を使うので、コツを掴むと大きな力が無く
ても綺麗に削れます。
細かな部分はモラーナイフや彫刻刀を使います。

初めてとは思えない手際の良さで完成です。



仕上げは乾燥させてからになりますので、紙ヤスリや磨き用亜麻仁油と
クルミは持ち帰りになります。
使っているうちに艶が無くなってきたらまた磨いて、末永く愛用して
下さいね。
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